大雨での災害にあわれた皆様、心からお見舞い申し上げます。
2015年の鬼怒川の氾濫が思い出され、言葉がありません。

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こんにちは。茨城県古河市のあおき矯正歯科 受付~お局の高橋~です。
コロナもまた増えています。
そういえば、コロナは流行り始めた当初は、歯科医院に向けて「メインテナンスやクリーニングは先に延ばすように」とお触れが出ました。

でも2021年末までに、歯科診療を介したクラスターは確認されていません。
その理由は、歯医者が普段から普通にしている感染予防対策にあります。

スタンダード・プリコーション・・・って何?


スタンダード・プリコーションとは、標準予防策です。
見てすぐに分かるのはグローブとマスクでしょうか。コロナ前からこれらが標準装備だったのは、歯科くらいかな?
今はゴーグルもしています。
そして、器具は徹底的に殺菌する「滅菌処理」を施しています。
診療台も、患者様ごとに消毒。
あっ、グローブも当然患者様ごとにお取り替えです!

もともとは、エイズウイルス感染予防などのため構築されたそうです。
「自分がキャリアであることを知らずに受診する患者さんがいる可能性」を前提にした予防策です。
もし、スタッフが感染して知らずに他の患者様に感染させてしまったら一大事です。
歯科の標準予防策(スタンダード・プリコーション)は、細菌・ウイルス感染の拡大を防ぐことが根底にあるのです。




あおき矯正歯科の徹底した感染対策


実は、当院の感染対策は徹底しています。
開業当初からの院長の口癖は「その手を自分の口に入れられますか?」「その器具を自分の口に入れられますか?」です。
10ウン年前に、初めてこう言われたとき「これは患者様を守ることに直結する!」と感じました。

器具は丁寧に洗浄してから、オゾン水に浸し、超音波をかけてプラズマ滅菌器やオートクレーブに。
プラズマ滅菌器・オートクレーブは、世界最高クラスを採用しており、手術室と同等のレベルの滅菌です。

そして、オゾン水!
オゾンは自然界にも存在し強力な酸化作用を持つ物質です。それを水に溶かしたものがオゾン水です。
オゾン水はアルコールの6倍以上の殺菌作用があり、ほとんどの細菌、ウイルスを死滅させることが出来ます。器具を浸すと、約5~30秒でほとんどの菌が死滅します。
オゾン水に含まれるオゾンは30分たつと分解されるので、無害で安全性も高く、環境にも優しいです。
その分、常に新しいオゾン水を使う必要があります。

最近の研究では、オゾン水がコロナウイルス不活化活性(ウイルスを死滅させる)を示していることが報告されました。
アルコールや次亜塩素酸水と並んで有用なようです!

だから、患者様が座った診療台のいす、スタッフが触った部分も毎回オゾン水で消毒していますので安心してお掛けください。

待合室や診療室もクリーンにしています。オゾンガス噴霧器(数台)空気清浄機(数台)換気に空気の循環
(今の季節、窓を開けているのは暑いけれど、ご容赦ください。)







歯医者は安全です。



このように、あおき矯正歯科をはじめ歯医者の感染予防対策はかなり徹底しています。
だから安心してメインテナンスや定期検診を受けてください。
なぜならば「お口の健康を維持していると、感染症にかかりにくい」!
かなり乱暴な言い方ですが・・・。

歯周病菌の持つ酵素が、お口の粘膜の層を破壊してウイルスの感染を容易にする、という研究があります。
これはインフルエンザウイルスに関する研究ですが、新型コロナウイルスの場合も感染の仕方が似ているので
歯周病菌が新型コロナウイルスの感染を容易にしていても不思議ではないそうです。

今のところ感染対策の最後の砦は自分自身です。
清潔な歯科医院を定期的に受診し、健康の入り口であるお口の健康を保ってください。
うがい、手洗い、メインテナンス!!




参照
nico 2022年3月号(クインテッセンス出版株式会社)
オゾン水
https://fordy.jp/products/detail2.php?sid=651&j=25&no=128&m=&s=&page=5













あおき矯正歯科