自費でもメインテナンスに行きたくなるのは「私が納得できる内容だから」です。
なぜ、あおき矯正歯科で自費のメインテナンスを受けてくれるのですか?と患者さんにインタビューをしてみたら、皆さん口をそろえて「内容が良いから!」とおっしゃいます。
私たちスタッフは「生き生きとした人生を送るための基礎を作る時間」を、メインテナンスと考えますが、患者様はどのように捉えているのか、詳しく2名の患者さんにインタビューしてみました。
大人のメインテナンス「デンタルドック」の内容
まず初めに当院の大人のメインテナンス「デンタルドック」の基本内容をご紹介します。
お口の状態や必要に応じて、様々な施術を追加・変更することがありますが、費用は変わりません。
(治療の場合は別です)それは、ひとりひとり適切なケアが違うからです。
レントゲン10枚、またはパノラマレントゲン写真撮影・・年に一回、記録として撮影します。ここで、むし歯や歯周病などがわかる場合があります。
問診・プロービング・・問診は前回からの空白の期間を知る重要な対話です。生活環境・家族のこと・仕事のこと・体調など。時には、話しながら泣いてしまう方もいらっしゃいます。その後歯周ポケットの深さを測ります。
染め出しとむし歯チェック・・割愛するときもあります。むし歯のチェックは別の段階で行います。
歯肉ケア・・THPウォーターという口腔機能水を使用したイリゲーション(歯周ポケット内のバイオフィルム除去)やハンドスケーリングによる歯石除去をします。同時に歯周病の確認をしています。
歯面ケア・・ジェット噴射をするエアフローでの着色、歯石、バイオフィルムの除去を行い、その後エアーブラシで歯の表面をつるつるにします。(再付着の防止)同時にむし歯の確認をします。
フロスとビタミンC・・ブリッジの部分や歯の間にフロスを通して、細かくきれいにします。最後に歯周ポケット内に、ビタミンCを流して、活性酸素の除去、口腔機能水の中和と歯肉の活性化を図ります。
フッ素塗布・歯肉マッサージ・唾液腺マッサージ・・指で歯肉全体や口唇をマッサージし、血行をよくします。(気持ちが良くてデンタルドックの中でNo.1の人気です。)唾液腺のマッサージで口元をリラックスさせて、フッ素塗布をします。(フッ素塗布は割愛する場合があります)
院長の診察・・口腔内の異常の診察、顎関節の確認、治療相談、レントゲンの確認、ナイトガードやリテーナーの確認(矯正治療終了の方)を行います。
患者様へのインタビュー
複数の方にお話を伺いました。ご協力ありがとうございます。
その中で特に印象に残った2名のインタビューをお話しします。
1人目:メインテナンス暦15年、56歳の女性Tさん
「絶対的な信頼があるからきています」
Tさんはお子様が治療に通っていて、自分もついでに治療してみようと思ったのがきっかけでした。その後、むし歯や歯周病のリスクを調べる検査と歯周治療を経て、デンタルドックを開始。4ヶ月に1回のペースで通っています。
個別のフォーロアップと比較、パーソナライズされたケアで特別感があります。
受付高橋(以下高橋):「診察台に座る前から、いろいろお話していましたが、いつもこのように衛生士の船橋と話しているのですか?」
患者Tさん(以下Tさん):「はい、経過観察している歯の部分を前回や、その前までさかのぼってチェックしてくれるし、歯以外に私の近況も聞いてくれます。」
高橋:「担当制だからTさんのこと分かっているのですね。何年も前のことも細かく比較できます。」
Tさん:「その時によって仕事や生活環境が変わっていると、気遣ってくれたり励ましてくれるので、長く話してしまうこともあります。」
高橋:「スタッフにとって重要なのは、皆さんが人生のステージによって、生活環境も気持ちも変化するので、その状況に合わせたメインテナンスをご提供することなんです。」
危険な歯について教えてもらっていたので、治療も納得できました。
Tさん:「だからリラックスして歯医者に来られます。でも今夏、とうとうブリッジのやり替えが必要になりました。」
高橋:「見学しているときに聞こえました。残念でしたね。」
Tさん:「デンタルドックを始めたときから、やり直しの必要があると言われていましたが、治療はいやで・・。でも、デンタルドックに来ていたら、今までもたせられました。今回はもう仕方ないですね。」
高橋:「毎日のケアも良かったからですね。」
適切なケアができていれば、治療延期の可能性があると知りました。
Tさん:「ブリッジと歯に隙間があって、そこがむし歯になりかけてると言われていました。
すぐに治療はしたくないと伝えたら、家でできるケアをたくさん教えてくれました。仕事中にずーっとペットボトルの紅茶を飲むのは避けてとか。
船橋さんもこのブリッジを毎回念入りにチェックして歯石とか取ってくれてました。」
高橋:「Tさんの習慣を知っているからできる具体的なアドバイスですね。では治療が14~15年くらい延期できたって事ですね。お見積もりの金額はいかがでしたか。」
治療の妥協はしないけれど、費用面での配慮があったのでやる気が出ました。
Tさん:「以前に聞いていたのでそんなに驚きませんでした。
それよりも感激したのが、費用が大変と相談したときに『健康の方が大切。他の歯医者でもいいから治療をしてほしい』と言ってもらったことです。
治療後にはまた、デンタルドックでケアしていくから安心してって。」
高橋:「患者さんの健康を維持するのが目的ですから。
私たちは、院長の青木の治療が1番、精度が良いと思っています。
でも、押しつけるつもりはなくて、お口の健康を維持できるのならいろいろな方法を提示します。」
Tさん:「青木先生も船橋さんもそう言ってくれたんです。選択肢があるなんて思わなかったです。
治療しないかもしれないのに、レントゲンと口腔内写真で歯の状態と、治療の必要性を説明してくれました。
黒い点の部分は、進行していないむし歯だから治療しないでねとか、アドバイスもくれました。」
絶対的な信頼があります。
高橋:「むし歯や歯周病が進行しないように、ケアしている歯もありますからね。」
Tさん:「だから、高額でもこちらで治療をしようと決めました。
治療費の支払い方法も相談に乗ってくれるし、今までも信頼していたけれど、今回、本当に患者のことを考えているんだなと絶対的な信頼が深くなりました。」
2人目:メインテナンス暦2回、59歳の女性Kさん「定期的なメインテナンスが大切と実感したからきています」
ぐらぐらしている歯を治してほしいと来院されましたが、残念なことに、来院前日その歯が抜けてしまいました。
しかし、来院した日に入れ歯を修理して「歯なし」状態ではなくなったことに感激して、「あおきに託そう」と通うことを決めてくださいました。
初回での迅速な治療が、あおき矯正歯科との衝撃的な出会いでした。
高橋:「2回目のデンタルドックお疲れ様でした。」
患者Kさん(以下Kさん):「お疲れ様です。ハーブのマッサージが気持ちよかったわ。」
高橋:「マッサージは人気なんです!他の歯医者さんに通っていたそうですが、あおきに決めたきっかけは何でしょうか。」
Kさん:「自費ならなんとかしてくれると思って連絡しました。
でも、予約の前の日に上緒前歯が2本抜けちゃってね。
まさか、初診の日に入れ歯を修理してくれて、歯があるようになったのには感激しました。ひどく気が滅入っていたのに、帰りはルンルンでしたよ!」
見た目が変わったことで、もっと良くなりたいと思えました。
高橋:「ご満足いただけて良かったです。まずは、1番困っていることを解決することが大切だと、院長がよく言っています。歯科技工士も常駐していますし。」
Kさん:「その後、カウンセリングで検査をしたら歯周病ですって。
いろいろ話をしたり聞いたりしているうちに、もっときれいにしたいなぁと思い始めて。
やっぱり歯がある方がきれいだから、今のうちにしっかり治療しておこうと考えるようになったの。
参加型の歯周治療で、思いもよらない良い結果が出ました。
高橋:「費用だけ見ると高額に思うと思いますが、納得してくださったんですね。」
Kさん:「はい。歯周治療をしても助からない歯があるかもしれない、と言われました。
でも、検査と治療の内容を聞いて、歯医者に任せっきりではなく、私も具体的に努力する部分がしっかりあって、一緒に頑張るんだと思ったらやる気が出たの。
自分も参加しての治療って今までであったことがなかったの。」
高橋:「一緒に予防をするという意識がたいせつなのです。分かっていただけて嬉しいです。歯周治療はいかがでしたか?」
Kさん:「CTを撮ったり、歯型を取ったり、顎の検査をしたり盛りだくさんね。
治療直後は痛いようなスースーした感じでした。でも少ししたら気にならなくなって、歯のぐらぐらがなくなってたの!
だから、すぐに歯を抜くこともなくなったの。それに、歯茎の腫れも引いて、歯磨きの時に出血しなくなりました。」
高橋:「良かった!治療の先延ばしができましたね。」
歯肉が健康になったから、入れ歯もしっかり使えるようになりました。
Kさん:「以前、別の歯医者で下の入れ歯を作ったのだけれど、痛くて入れられなかったの。
新しい入れ歯を作ると思っていたら、歯周治療後に古い入れ歯が入れられるようになったのよ!
青木先生も問題なく使えるようなら使ってくださいっていってくださったんです。今は上下にちゃんと入れ歯を入れて噛めるし、笑えます。」
高橋:「すごいですね。歯茎が安定したから使えるようになったのでしょうか。
入れ歯は違和感があるけれど、使わないと自分の歯もダメになるって言いますから。」
Kさん:「正しい治療と定期的なメインテナンスは本当に大切だったのね。
20年か30年前に戻ってやり直したいです。歯が抜けなきゃ気がつかないんだからねぇ。」
健康な口腔内を知ったから、毎日の生活に予防を取り入れられました。
高橋:「その当時は予防の概念がかなり希薄でしたよね。今のお子さんたちは、予防があるからいいですよね。」
Kさん:「本当にそう。デンタルドックをするようになって、歯石が気になるようになったの。
自分で磨けない部分も分かるようになって、町田さんに良く磨いてもらっているの。歯磨きが前より上手になったと褒められました。」
高橋:「お口への健康意識が高くなったのですね。健康を目指すときれいにもなりますよ。」
Kさん:「きれいなお口の状態を教えてもらったからね。あと何年くらい生きるか分からないけど、将来に希望が持てます。
毎回いろいろ勉強になるし、新しいこと教えてくれるし、定期的にきていれば安心ですよね。出会えたことと皆さんに感謝しています。」
定期健診とメインテナンスの違いを説明します。
定期的に歯科医院に健診にいっている方も多いと思います。しかし、定期健診に言っているのに、毎回むし歯の治療になる、抜歯ですよと言われた、などのお悩みをききます。
一般的な定期健診とは、むし歯・歯周病・噛み合わせのチェックが主な目的です。
そこで問題があるようなら、レントゲンを撮って、治療に進むのです。問題が無ければクリーニングをします。
画一的なクリーニングだけではお口の健康は保てません。
それに比べて、メインテナンスは、病気(むし歯や歯周病)を発症、再発させないようにコントロールし、お口の健康を保つことが目的です。
そのためには、個人のリスクを知り、最も適切なプロフェッショナルケアとホームケアのご提案をする必要があります。
メインテナンスは歯科医院でできますが、お口の健康を保ち続けることはできません。
同じ意識を餅、一緒に予防を続けることが重要です。当院のメインテナンスは、常に患者様とともに歩んでいます。
皆様の信頼を得るために、口腔内を守る責任を持ち続けています。
今回着さんお話を聞かせてくださったTさん、Kさん、ありがとうございました。
他の方にもインタビューをしたら、「気持ちよかった」「将来が安心できる」「衛生面が安心」『せめて20年前に出会えれば、もっと歯が残っていたよね」「自分の子どもは予防があって幸せ」などのお声をいただきました。
そして、当院をとても信頼してくださっていることが感じられました。
この信頼を守るために情報のアップデート、技術向上のためのトレーニング、既成にとらわれない個人に合わせた予防処置を続けていきます。
また、患者様をよく知るための、心の通い合った会話を心がけ「目の前のからが納得してくれる内容」を目指します。
そして、患者様と一緒に、歯の健康を守るという共通の目的を持ったメインテナンスに常に責任を持ち続けていきます。
※個人情報保護のため、画像は本文と関連のない患者様に登場していただいています。
協力
あおき矯正歯科 メインテナンス患者様