古河市の歯医者「あおき矯正歯科」です。

 今回は当院で導入している最新技術であり、大阪・関西万博でも注目を集めている最新のAIシステム「骨粗しょう症リスクAI判定システム(PanoSCOPE)」についてご紹介します。

 骨粗しょう症について、あまり身近でない方もこれを機に一度ご自身の骨密度を調べてみてはいかがでしょうか。

「骨粗しょう症」とは

 骨粗しょう症(骨粗鬆症)は骨の密度や質が低下し、骨折しやすくなる病気です。

 日本では高齢者を中心に増加傾向にあり、特に50代以上の女性に多くみられます。

 実は骨粗しょう症は「サイレントキラー」とも呼ばれており、自覚症状が無いまま進行する事が多い疾患です。

 その推計患者数は約1,590万人と言われており、そのうち約94%の方が骨粗しょう症検診を受診していない事が課題となっています。

 

なぜ歯科医院で骨の健康を?

 実は歯を支える顎の骨の状態は、全身の骨と相関関係があると複数の論文で発表されています。

 当院では株式会社メディアが開発した最新のAI搭載のソフトウェア

PanoSCOPE(パノスコープ)

を導入しており、これは人工知能(AI)が顎骨の脆弱度を評価する事で骨粗しょう症のリスクを早期に発見できる画期的なシステムです。

 当院では口腔内の健康だけでなく、「お口から始まる全身の健康維持にも貢献したい」と考えており、そうした思いもありパノスコープを導入いたしました。

 

※2025年4月時点では茨城県で導入しているのは当院のみの様です。

大阪・関西万博で披露された「パノスコープ」

 

万博で披露された最新AI技術

 実はこちらの「パノスコープ」大阪・関西万博のヘルスケアパビリオンでも展示され、医療関係者からも注目を集めています。

 NHKでも取り上げられ、「複数の企業や医科の先生からも問い合わせが増えている」とメディア株式会社様からお便りもあり、関心が高まっているようです。

従来の10分の1の時間で骨粗しょう症のリスク度を推定

 従来の骨密度測定には専用装置と15~20分の検査時間が一般的に必要ですが、「パノスコープ」は歯科用レントゲン写真があれば、解析してわずか数秒で「顎骨の厚さ・密度・微細構造」など数値化し骨粗しょう症リスクを判定してくれます。

 

97.3%のリスク判定精度

 開発元のメディア株式会社によると、「パノスコープ」はAIが学習した50万件以上の骨密度データを基にしており、その精度は97.3%と言われています。

  NHKのニュースでも取り上げられたこの技術は「骨粗しょう症の患者は自覚が無いまま転倒して骨折し、介護や寝たきりとなってしまう事も多い」という課題に対して、

 「健康寿命を延ばす為にも早期発見につなげたい」という思いから開発されました。

 

PanoSCOPEを開発したメディア株式会社より新たに運営しているページ

「口腔と骨が命」

こちらもご参照ください。

まとめ:お口のチェックと一緒に、骨の健康も意識しませんか?

 骨粗しょう症は早期に発見し、適切な対策をとることが重要です。

 あおき矯正歯科では、通常の歯科検診(メインテナンス)や矯正治療でパノラマX線写真を撮影する際に、ご希望に応じて「パノスコープ」による骨粗しょう症リスクチェックを行っています。

 

「ちょっと気になるな」

「自分の骨は大丈夫かな?」

と思われた方は、ぜひお気軽にスタッフまでお声がけください。

 初めての方、骨密度のみ受けたい方もお気軽にお問い合わせくださいませ。

 当院では2025年4月の時点で200名以上の方のリスクチェックを実施し、必要に応じて医療機関の紹介も行っております。

 歯並びやお口の健康はもちろん、皆さまの全身の健康維持にも貢献できる歯科医院でありたいと願っています。

お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら(WEB予約ページに移ります)

又は0280-91-1180まで

あおき矯正歯科