保険診療と自費診療の違い
国民皆保険は日本の誇る素晴らしい制度です、全ての国民が平等に医療を受けることができるのですから。
ただしこの保険制度は、国が定めた限られた時間・素材・治療方法の中で可能な限りの治療をするという内容であり、新しい治療技術があってもなかなか反映はされません。必要最低限、または医療従事者として納得できない治療になる可能性もあるのです。
それに対し自費診療は、使える素材が自由と言うこともさることながら患者様1人1人にじっくり時間をかけられる、最新の治療を提案・提供できる、持てる技術を最大限に発揮できる、患者様の希望をできる限り叶えられるというメリットがあります。
患者様の希望を聞くとは、高額な治療をするということではありません。
カウンセリングを行い本当の希望を聞き出すことからスタートです。
本当は自分の歯でいつまでも食事を楽しみたいと思っているのに、ネガティブな考えにとらわれている方のなんと多いことでしょう。「歯周病は治らないから入れ歯にするしかない」「むし歯になるから早めに削って詰めなくてはいけない」etc.
もちろん「こうするしかない」ということは状況によっては正解ですが、別の方法があると言うことをまず知って頂きたいのです。自費診療では医師や歯科衛生士、トリートメントコーディネーターが時間をかけカウンセリングを行い、「そんな事、口にしたって仕方ない」と思い込んでいた希望を引き出します。1回で話しきれなければ何回でも行います。そして、一緒に様々な方法を探していくのです。
口の中が汚くて恥ずかしい、治るわけないのに恥ずかしい、知らないことが多すぎて恥ずかしいなんて思わないで、何でもお話しください。私たちは患者様が何を知りたいのか知りたいですし、持っている情報は何でも伝えたいのです。
家を建てるとき、担当者にいろいろ質問して疑問を解決し、できないかもしれないけれど希望は全部話しますよね。だって夢いっぱいの自分のお家ですから。それと同じように自分のお口、つまり体を作る栄養の入り口のことを考えてください。美味しく食べられることは健康につながります。
楽しくおしゃべりできて、趣味も楽しめて、夢がいっぱいです。
自費診療は、高い治療を提供するものではなく、患者様の希望と健康を叶える診療なのです。