またたく間に梅雨が明け、体調に不安を覚えそうな今年の夏です。
こんにちは。あおき矯正歯科 青木英明です。

昨今よく耳にするSDGs、歯科にも多いに関係があります。
保険制度の中でもお口の病気の重症化予防が重視されてきており、歯科医療の方向は明確に予防に舵を切っています。
世界歯科連盟(FDI)も「歯科の予防がSDGsになる」と提唱して、国際的な流れにもなってきています。





では、SDGsとはなんでしょう?

読み方は「エスディージーズ」。日本では「持続可能な開発目標」と呼ぶ、国際社会共通の目標です。
気候変動や格差の拡大など、人類が抱える大きな課題を解決し、地球を次の世代につないでいくための目標です。
この大きな目標は、細かくは17の目標と169の具体目標で構成されています。

詳しくはこちらを参考にしてください。

その目標3に「全ての人に健康と福祉を」をいう項目があります。
「あらゆる全ての人々の健康な生活を確保し、福祉を促進する」というテーマです。
健康な生活があるからこそ幸せな時間を持てたり、仕事に打ち込んだりできるし、福祉の充実によって心も体も満たされた豊かな社会を実現することができるという考えだそうです。

さて、みなさんは「健康」というとどのような状態を想像しますか?
病気になっていないこと?
疲れていないこと?
けがをしていないこと?


世界保健機構(WHO)憲章にはこのように書かれています。
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。人種、宗教、政治信条や経済的・社会的条件によって差別されることなく、最高水準の健康に恵まれることは、 あらゆる人々にとっての基本的人権のひとつです。


どうですか?
この状態を目指すために、目標3があげられるのです。





ではどのように歯科が関係してくるのでしょう?

お口の健康は全身の健康に密接に関係しています。
歯周病と糖尿病など疾患のリスクの関係も証明されています。
定期検診でにチェックや適切なメインテナンスで、お口の状態を良くしておくことは全身の健康に直につながっているのです。


特にSDGsを謳っていたわけではありませんが、あおき矯正歯科では10年以上前からむし歯や歯周病にしない予防、メインテナンスを実践してきました。
これは、WHOが提唱している「健康」を目指していたからです。
むし歯や歯周病を予防して、楽しく食べ、笑い、はつらつとした生活を送ってもらうことを心がけています。


幼い子供には、歯磨きやおやつのことを教え、お口を健康にしておくことの大切さを伝えるメインテナンスをしています。子供はきちんと理解しているので、メインテナンスの子の半数以上は治療の経験がありません。子供の頃から、自然に自分に一番良いケアができるようになっています。


大人の方には、生活の変化に応じた適切なアドバイスをして、お口の病気を心配しない毎日を送ってもらえるようにしています。
心配のない生活、それはストレスが軽減された生活です。ストレスのない毎日は、とても幸せではないでしょうか。






また医院での治療を少なくすることは、治療に伴う温室ガスの低減にもなります。
世界歯科連盟会長は「健康管理部門が世界の温室効果ガス排出量の約5%を占めており、口腔健康管理がその重要な一因であることは、多くの人にとって驚きだろう」と述べています。その上で「口腔が健康になれば、地球もより健康になる」とも述べています。


歯科治療をしないお口の環境作り。これがあおき矯正歯科の地球を健康にするSDGsなのです。




参照



あおき矯正歯科